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Vol.19

マイナ保険証とは、健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカードのことです。

医療機関や薬局の受付で健康保険の資格確認に使えるだけでなく、本人が情報提供に同意することで、お薬の情報や健診情報などを医師・薬剤師と共有することができます。

「保険証の代わりになるだけ」と思われがちですが、実は安全で便利な医療につながるさまざまなメリットがあります。

マイナ保険証でできること

保険情報を確認できます

マイナ保険証を利用すると、医療機関や薬局で加入している健康保険の資格情報を確認できます。

転職や保険の切り替えなどがあった場合にも、オンライン資格確認を通して最新の資格情報を確認することができます。

他の医療機関でもらったお薬も確認できます

本人が情報提供に同意すると、薬局では過去に処方されたお薬の情報を確認することができます。

複数の病院や診療科を受診している場合でも、お薬の情報を確認できることで、飲み合わせの確認や、同じような働きのお薬が重なっていないかのチェックに役立ちます。

普段飲んでいるお薬を正確に伝えることは、安全に薬物治療を行うためにも大切です。

※医療機関によっては薬剤情報の反映に時間がかかる場合もあるため、お薬手帳をお持ちの方は、併せてご持参ください。

健診結果を確認できる場合があります

本人が情報提供に同意すると、対象となる特定健診などの情報を医師・薬剤師が確認できる場合があります。

薬の中には、腎臓や肝臓の働きに応じて量を調整した方がよいものがあります。健診結果から腎臓や肝臓の状態を確認できれば、より安全な薬の量を考えるための参考になることがあります。

※確認できる健診情報には対象や条件があります。

高額療養費制度の利用が便利になります

入院や治療などで医療費が高額になった場合には、「高額療養費制度」により、1か月の自己負担額に一定の上限が設けられています。

これまでも「限度額適用認定証」を利用することで窓口での支払いを自己負担限度額までにすることができましたが、マイナ保険証を利用し、限度額情報の提供に同意すれば、限度額適用認定証を事前に申請・提示しなくても、窓口での支払いを自己負担限度額までにすることができます。

※入院時の食事代や差額ベッド代など、高額療養費制度の対象にならない費用もあります。

医療費控除の手続きもスムーズに

確定申告で医療費控除を利用する際にも、マイナンバーカードが役立ちます。

マイナポータルとe-Taxを連携すると、マイナポータルで取得できる医療費通知情報を確定申告書に自動入力することができます。

領収書を見ながら一件ずつ入力する手間を減らすことができるため、確定申告の準備がより簡単になります。

※マイナポータルに反映されない医療費については、別途確認や入力が必要な場合があります。

救急現場でも活用されます

「マイナ救急」は、救急隊がマイナ保険証を活用して、傷病者の医療情報を確認できる仕組みです。

救急搬送時に、お薬の情報や受診歴などを確認することで、より適切な応急処置や搬送先医療機関の選定につなげることができます。 令和7年10月から全国の消防本部で一斉に実証事業が開始されています。

本人が話せない状態や、お薬手帳を持っていないときなどにも役立つことが期待されています。

※ マイナ救急の詳細について知りたい方はこちら (総務省消防庁ホームページ)

マイナ保険証を利用するためには、以下の手続きが必要です。

①マイナンバーカードを作る
②健康保険証としての利用登録をする(役所だけではなく、医療機関、薬局)

①については最寄りの市町村役場等での利用申請になります。詳しくは後ほど記載します。
②については市町村役場等でも登録できますが、すでにマイナンバーカードを作成済みの方は保険医療機関等(薬局含む)での登録も可能です。

マイナ保険証の利用登録が出来ましたら実際に医療機関等で受付をしてみましょう。

マイナンバーカードを用いた受付は、以下のステッカーやポスターの掲載してある医療機関・薬局でご利用いただけます。 顔認証付きカードリーダーの画面の指示に沿って受付をしてください。

窓口で困りやすいポイントも一緒に載せていますので、是非確認してみてください。

複数のカードリーダーがありますので指示に従い取り扱いをお願いします。

カードリーダーにはいくつか種類があり、マイナンバーカードを縦向きに差し込むものや、横向きに置くものなどがあります。

顔認証がうまくいかない場合は、マスクを下げる、帽子やメガネを外す、前髪を上げるなどして、もう一度お試しください。

暗証番号は3回間違えるとロックされます。こちらは通算ですので、他の医療機関で間違われていた場合も数に入りますのでご注意ください。

暗証番号がロックされた場合でも、顔認証や窓口職員による本人確認でマイナ保険証を利用できる場合があります。暗証番号のロック解除は、市町村窓口等で手続きできます。

同意していただくと、薬局では過去に処方されたお薬の情報等や、特定健診の情報が閲覧できるようになります。

医療機関によっては電子処方箋発行の手続きも行えます。電子処方箋では紙の処方箋を持ち歩く必要がなく、紛失の心配が減ります。また、来局前に引換番号などを薬局へ伝えることで、待ち時間を短縮できる場合があります。

都城市では、マイナンバーカードに関する手続きを次の場所などで受け付けています。

  • 都城市マイナンバーカードサポートセンター(市役所本庁舎地下1階)
  • 各総合支所地域生活課(山之口・高城・山田・高崎)
  • 各地区市民センター(沖水・志和池・庄内・西岳・中郷)
  • イオンモール都城駅前内郵便局(1階)

受付時間等につきましてはこちら(都城ホームページ)でご確認ください。

マイナ保険証をお持ちでない方などには、これまでの健康保険証の代わりとなる「資格確認書」が交付されます。資格確認書を医療機関や薬局の窓口で提示すれば、これまでと同じように保険診療を受けることができます。

後期高齢者医療制度の方(宮崎県)

宮崎県の後期高齢者医療制度では、2026年8月1日以降、年齢やマイナ保険証の利用状況によって「資格確認書」または「資格情報のお知らせ」が交付されます。
特に85歳以上の方には、マイナ保険証を持っているか、普段利用しているかにかかわらず「資格確認書」が交付される扱いとなっています。
75歳になって新たに後期高齢者医療制度の被保険者となる方についても、申請は不要で、誕生日までに資格確認書または資格情報のお知らせが交付されます。届かない場合は、お住まいの市町村担当窓口へお問い合わせください。

宮崎県後期高齢者医療広域連合ホームページより

なお、「資格情報のお知らせ」だけでは医療機関・薬局を受診することはできません。 マイナ保険証とあわせて資格情報を確認するための書類です。

国民健康保険の方(都城市)

協会けんぽの方

災害時のマイナ保険証について

大規模災害などでマイナンバーカードや資格確認書を持たずに避難した場合でも、被災者は氏名、生年月日、加入している医療保険者などを伝えることで、保険診療を受けることができます。

また、災害時には対応している医療機関・薬局で、本人の同意のもと医療情報を確認できる仕組みが活用される場合があります。スマートフォンからマイナポータルにログインできれば、自分の薬剤情報などを医療関係者に提示することもできます。

ただし、災害時に最も大切なのは避難することです。マイナンバーカードを取りに危険な場所へ戻ったり、「カードがないから受診できない」と考えたりせず、まずは安全を確保してください。